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火災保険で直せるものは?補償範囲や注意点を解説

2024年03月29日

火災保険は、火災で家屋や家財が破損した際に補償を受けられる保険です。

しかし、現在は火災以外で家屋・家財が損傷を受けた場合も使えます。

ただし、どのような理由で損傷を受けた場合も利用できるわけではありません。
火災保険に入る場合は補償を受けられる条件を知っておくことも大切です。

本記事では、火災保険で直せるもの、直せないものを解説します。

火災保険で直せるものは?補償範囲や注意点を解説

火災保険で直せるものとは?

火災保険とは、文字どおり家屋や家財が火災で損傷を受けた場合に補償を受けられる保険
です。
火災が発生すると住居だけでなく、家具や家電といったお金以外の財産も失われる可能性
が高く、自宅が火事にならなかった場合でも消火のために家や家財が水浸しになる恐れも
あります。

その一方で、近年は技術の向上等によって火災が起こりにくくなっています。
そのため、火災以外の災害や人災などによって家屋・家財が破損しても補償が受けられる
商品が増えてきました。

ただし、火災保険は商品によって補償される内容、金額が異なります。
火災保険に加入する際に、どのような原因で被害を受けた場合にいくらまで補償されるの
か確認したうえで商品を決めるといいでしょう。

火災保険で補償を受けられる条件

火災保険は家屋・家財が損傷した場合に補償を受けられます。

しかし、「災害が起きたあとで家屋が壊れているのが分かり、申請すれば保険金が下りる
」といった単純な者ではありません。

ここでは、火災保険で補償が受けられる条件を紹介します。

天災・人災で家屋・家財が破損した場合

火災保険の補償が受けられる第一の条件は、火災・台風・水害などの人災・天災が直接の
原因で家屋や家財が損傷した場合です。

一例を挙げると以下の通りです。

● 台風で飛来物が飛んできて窓ガラスを割った
● ゲリラ雷雨でマンホールがオーバーフローして床下浸水した
● 雹が降って外に置いてあった自転車にぶつかって壊れた

また、商品によっては「悪意ある第三者によって家の壁に落書きされた」「エクステリア
を壊された」といった場合も補償してくれる場合もあります。

ただし、地震による被害は対象外です。
地震の被害も補償して欲しい場合は、火災保険と一緒には入れる地震保険を利用しましょ
う。

修理費用が免責額を上回っている場合

火災保険には免責額が定められており、それを上回った場合に補償が受けられます。

例えば免責額が20万円以下だった場合、台風や雹などの天災で植木鉢が3個割れて1000円
の被害が出た、程度で補償は受けられません。
免責額は、加入している保険の種類によって異なります。
加入する際に確認しておくといいでしょう。

今、加入している保険の免責額を確認したい場合は、契約書を確認してください。
契約書に記載があるはずです。

雨漏り修理も天災が原因なら補償してもらえる

雨漏りが発生した場合も、その原因が天災や人災ならば補償してもらえる可能性がありま
す。

例えば、台風で飛来物が飛んできて屋根や天窓を破損して雨漏りが発生した場合などです

商品によっては、いたずらなどで屋根に石をぶつけられて破損した場合も補償してもらえ
る可能性があります。

補償が受けられるかどうかは、保険会社が派遣した調査員の調査結果で決まります。
事前にリフォーム会社や屋根の修理業者に依頼すれば、雨漏りの原因を調査してくれるの
で、火災保険を利用して雨漏りを直したい方は相談してみましょう。

火災保険で補償の対象外となる条件は?

天災・人災以外で家屋や家財が壊れた場合以外は、火災保険の補償対象外です。
一例を挙げると、家屋や家財の老朽化による破損です。

例えば、台風のあとで雨漏りが発生した場合でも、調査の結果飛来物ではなく老朽化して
いた屋根材が風によって破損した場合などは、火災保険では補償されません。
どこまでが老朽化と判断されるかは、調査員の調査次第です。

したがって、ある程度築年数が経った家の場合は、天災・人災で家屋・家財が壊れた場合
でも必ずしも火災保険で補償されるわけではない、と考えておきましょう。

火災保険の申請方法

火災保険の申請は、原則として自分で行います。
分からない場合は、加入している保険の相談窓口で書き方や必要な書類を聞いてください

また、火災保険の申請をサポートしてくれる工務店やリフォーム会社に相談すると、書き
方や必要な書類を教えてもらえます。

ただし、「火災保険の代理申請を行います」と宣伝している業者は利用してはいけません

保険の代理申請ができるのは、弁護士など一部の資格職だけです。
コンサルティング会社などには任せられません。

また、保険の代理申請を行う会社の中には、自社で破損した家屋の修理を行う条件になっ
ている場合もあります。
その際、相場よりも高い修理費用を請求される恐れもあるので注意してください。

火災保険で家屋の修理をすすめてくる業者に注意

近年、「火災保険で家屋の修理をお得にしませんか?」とセールスをかけてくる業者もい
ます。
このような業者の中には、すべての家屋の破損が火災保険で補償されるように説明してく
る業者もあります。

前述したように、火災保険の補償対象になるのは天災・人災で家屋や家財が破損した場合
だけです。
老朽化や経年劣化による破損は一切補償されないので注意してください。

まとめ

火災保険の補償は家屋だけでなく家財にも適用される商品があります。

その一方で、補償されるには天災・人災で家屋や家財が壊れたと証明する必要があります

天災の際に家屋が壊れたが、直接的な原因は老朽化の場合は補償されません。
したがって、天災のあとに雨漏りが発生して火災保険で直したい場合などは、経験豊富な
弊社にまずは調査をお任せください。

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