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雨漏りを防ぐ防水工事とは?塗装工事との違いも解説

2023年11月29日

屋上やベランダで雨漏りが起こらないよう、防水工事を実施する必要があります。
塗装工事のように塗料を塗る施工方法もあり、塗装工事と混同されがちですが、実は別の施工方法です。

今回は、防水工事の費用相場や施工方法、塗装工事との違いについて解説します。
また、防水工事をする時期の目安も解説するので参考にしてください。

雨漏りを防ぐ防水工事とは?塗装工事との違いも解説

雨漏りを防ぐ塗膜(塗装)防水工事の費用相場について

塗膜(塗装)防水工事の費用は、一般的な塗装工事同様㎡単位で算出され、相場は以下のとおりです。

ウレタン防水

2,500~7,000円

FPR防水

4,500~7,500円

ウレタン防水はウレタン樹脂を塗布する方法で、FPR防水はガラス繊維強化プラスチック(FPR)を使用して防水層を形成する方法です。
FPR防水に適した場所もあるため、業者と相談のうえ決めてください。

上記の費用よりも安く済む場合もあれば、建物の周辺環境や状態によって大幅に高くなる可能性もあります。
雨漏りを防ぐための塗膜(塗装)防水工事は、定期的に行なう必要があるので、正確な費用は業者に見積もりを作ってもらいましょう。

雨漏りを防ぐ塗膜(塗装)防水工事と塗装工事の違い

壁面や床面に塗布工事をするといった点では、塗膜(塗装)防水工事と塗装工事は一緒ですが、当然違いもあります。
それぞれの工事の目的も解説するので、参考にしてください。

塗膜(塗装)防水工事とは防水機能を上げる工事

塗膜(塗装)防水工事とは、防水機能を持たない屋根や壁、ベランダの床面など建材の防水機能を上げる工事です。

塗膜(塗装)防水工事をしないと、雨水が表面に染みこんでしまい、腐食したりサビが発生したりします。

防水機能を持つ塗料を塗装したり防水機能があるシートを敷いたりして、防水の機能を高めなければなりません。
特に、ベランダのように水がたまりやすい場所や、排水溝のように水が流れる場所の防水は、入念に行なう必要があります。

建材よりも防水機能を持つ塗料やシートの寿命が短いため、防水工事は定期的にやり直しが必要です。
防水工事を怠ると、雨漏りのリスクを高めてしまうので注意しましょう。

塗装工事とは塗料を塗る工事の総称

塗装工事とは、塗料を塗る工事の総称です。
屋根や外壁の塗装など、防水機能を持つ塗料を使う工事もあります。

しかし、内装の塗装工事は防水塗料以外も使うケースがあるので、適切な塗料選びが必須です。
塗料にはさまざまな種類があり、DIYでも比較的簡単に扱える塗料と、塗装業者のように技術を持った方しか扱いが難しい塗料もあります。

防水塗料は、重ね塗りをする必要があり、基本的には塗装業者しか扱えません。
近年は、DIYが盛んになって外壁塗装や屋根塗装を自分で行う体験談などもブログや動画で発信されています。
しかし、DIYの初心者では防水塗料を扱うのは難しいでしょう。

塗膜(塗装)防水工事以外の雨漏りを防ぐ防水工事は?

防水工事は、塗膜(塗装)防水工事以外にも、いくつかの施工方法があります。
ここでは、塗膜(塗装)防水工事以外の防水工事について解説します。

シート防水:シートを敷いて防水能力をアップ

シート防水工事とは、塩化ビニルや合成ゴムでできた防水シートを敷く防水工事です。
アパートやマンションなどで、屋上の防水工事に用いられます。
近年は、一戸建てでも屋上を作って庭園代わりに利用する方が増えたため、シート防水を用いる事例も増えました。

また、一般的な形の屋根でも雨漏りの応急処置として、ブルーシートによるシート防水を行なうケースもあります。
ブルーシートによるシート防水工事は、個人でも行なえるので、急な雨漏りが発生した場合に役立ちます。

アスファルト防水:厚い防水層を築けるのがメリット

アスファルト防水は、防水シートをアスファルトでコーティングしたものを重ねて分厚い防水層を作る防水工事です。
高い防水機能を持たせられるので、高層ビルやマンションの屋上などに施工されるケースが大半です。

一方で、アスファルトを用いているので、重量があります。
屋上を作っていても、一般の戸建て住宅では向いていないので、注意しましょう。

雨漏りで塗膜(塗装)防水工事をする目安

塗膜(塗装)防水工事の寿命は、建物の建材よりも短いので定期的な再塗装が必要です。
防水工事を検討している方は参考にしてください。

塗料が剥げかけている

防水塗料の寿命が近くなると、塗料が剥がれ落ちやすくなります。
部分的でも塗料が剥がれたり浮いたりしているなら、できるだけ早く再塗装を検討しましょう。

塗料が剥がれた部分から雨水が染みこんで、雨漏り以外にもサビが発生する可能性もあるので注意が必要です。
高層ビルやマンションの屋上など、足を運ぶ機会が少ない場所は、定期的な見回りを行って、早期発見に努めましょう。

ひび割れが現われている

塗装の上にひび割れが現われているのも、塗装効果が劣化している証拠です。
ひび割れは塗装をした直後でも発生しますが、大きなひび割れは劣化による症状か塗装に不備があるか、どちらかの可能性があります。

ひび割れの幅が0.3mm以上ある場合は、塗装の劣化を知らせるサインの可能性があります。
気になる方は塗装業者に連絡し、検査をしてもらいましょう。

まとめ

防水工事は雨漏りを防ぐためにとても大切な工事です。
塗膜(塗装)工事以外にも防水シートを敷く工事、アスファルト防水など複数の施工方法があります。

塗装業者に相談して、どの防水工事が最適なのか検討のうえで実施してください。
一定の費用はかかりますが、建物の寿命も延びるだけでなく、家屋の資産価値も上がります。
雨漏りが発生する前に行ないましょう。

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