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雨漏りの原因は屋根の破損だけではない?よくある原因と対処法を解説

2023年08月30日

雨漏りは屋根の破損が原因というイメージが強いです。
しかし、雨漏りの原因は屋根だけではありません。
雨漏りは原因によってはすぐに対処しないと、家そのものの寿命を大幅に縮める可能性もあります。

今回は、屋根の破損以外に雨漏りが起きる原因や対処方法を紹介します。
また、雨漏りの原因別に火災保険が使える事例、使えない事例も紹介するので参考にしてください。

雨漏りの原因は屋根の破損だけではない?よくある原因と対処法を解説

屋根の破損以外に雨漏りが起こる原因とは?

雨漏りというと屋根の破損が原因で起こるイメージがあります。
しかし、雨漏りの原因は屋根だけではありません。

ここでは、屋根の破損以外で雨漏りが起こる主な原因を解説します。

外壁のひび割れや塗装の劣化

外壁は、それ自体に防水機能はありません。
防水機能を持つ塗料を塗布して防水機能を付けています。
そのため、外壁塗装に使われている塗料が劣化すれば、防水機能が落ち雨漏りが発生しやすくなりがちです。

また、外壁がひび割れても雨漏りが発生します。
外壁のひび割れは複数の原因があり、問題がないものもあります。

一般的に、幅0.3㎜以下、深さ4㎜以下のクラック(ひび割れ)は問題ありません。
しかし、それ以上の幅や深さのひび割れは、雨漏りの原因となる可能性があります。

窓枠が劣化し雨漏りする

窓枠も経年により劣化していきます。
窓枠が劣化すると、隙間から雨が吹き込んで窓周辺の腐食やカビの発生の原因となりかねません。

腐食が進んだりカビが大量に繁殖したりすれば、やがて雨漏りの原因となるでしょう。

窓枠の劣化による雨漏りが起こる場所は、主に天窓です。
天窓は、都市部の住宅密集地に造る一戸建てを中心に、採光を目的として設置されるケースが多い窓です。

天窓は一般的な窓よりも高いところにあります。
そのため、劣化がわかりにくく、気がついたら酷い雨漏りが発生しがちです。
また、小屋裏収納(屋根裏の収納)に設置された雨漏りが発生するケースもあります。

雨どいに異常が発生している

雨どいは、屋根にふった雨水を集めて地面に流す役割を担う設備です。
詰まったり壊れたりして雨どいから雨水があふれ出すと、雨漏りの原因になります。

雨どいは、雨水が溜まるように設定されているものです。
そこから水があふれ出すと、屋根や壁にかかると想定される雨水の量をはるかに超えるケースもあります。

少量の雨では問題なく防水できても、大量の雨水が短期間に当たれば、防水機能がカバーできません。

雨どいの異常は放置されがちですが、雨漏りなど深刻な被害をもたらすケースもあります。

雨漏りの原因がわかれば自力で直せる?

ドラマなどでは、屋根の上に登って雨漏りを修理するシーンがよく登場します。
しかし、現在の屋根は素材も多く形も複雑です。

瓦屋根は、強く踏むと破損します。
何の準備もなく不用意に屋根に登れば、転落の危険だけでなく屋根をさらに破損させる恐れもあるでしょう。

また、雨漏りは原因によって修理方法が異なります。
屋根材を部分交換すれば治る軽微なものから、屋根材を一度剥がして下地の修理が必要になる場合もあります。

屋根材を剥がして下地の交換をする工事は、個人ではできません。

壁からの雨漏りは専門の業者でも雨漏り箇所の特定が難しく、修理に時間がかかる場合もあるでしょう。
個人でできる雨漏りの修理方法としては、屋根にブルーシートをかける、雨どいの掃除などがあります。

これらはあくまでも応急処置です。
一時的に雨漏りを止めたら、できるだけ早く専門業者に調査を依頼しましょう。

雨漏りの原因によっては火災保険が使える?

「雨漏りで火災保険が使えるケースを知りたい」
そう思っている方は、きっと多いでしょう。

雨漏りが起きた原因によっては、火災保険を使用できる可能性もあります。
ここでは、雨漏りの修理に火災保険が使えるケース、使えないケースを紹介します。

災害による家の破損の場合は火災保険が使えるケースもある
経年劣化による雨漏りは火災保険の対象外

各項目を詳しく解説するので、雨漏りの修理に火災保険を使いたい方は必見です。

災害による家の破損の場合は火災保険が使えるケースもある

火災保険を使って屋根の修理ができるのは、台風などの災害で屋根が破損した場合です。
飛来物が飛んできて屋根や壁を傷つけ、それが原因で雨漏りが始まった場合は、火災保険を申請しましょう。

ただし、地震による家屋の破損は補償外です。
地震によって屋根や壁が壊れた場合は地震保険に入っていれば補償されます。

火災保険は商品によって補償範囲が異なるので、台風で屋根が破損したら保険会社に問いあわせてください。

経年劣化による雨漏りは火災保険の対象外

経年劣化による雨漏りは、火災保険では補償されません。
災害にあっても被害の状況によっては「経年劣化」と判断されます。
築年数が経った家に住んでいる場合は、注意が必要です。

なお、屋根修理の会社の中には全ての雨漏りが火災保険で直せるような宣伝方法をしているところもあります。
このような会社はいいかげんなので、依頼しないほうがいいでしょう。

なお、火災保険でも「火災による被害しか補償しない」商品ならば、雨漏りは補償の対象外です。

まとめ

雨漏りは屋根の破損で起こるものと思われがちですが、壁や屋根からも雨漏りします。
一度に大量の雨漏りが発生しないと雨漏りの発見が遅れ、天井裏や壁の内部に被害が進んでしまうケースもあるでしょう。

雨漏りが軽微だからと放置はせず、すぐ修理を依頼してください。

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