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雨漏りには防水シートが有効?施工方法やメリットを詳しく解説
2023年05月09日
雨漏り対策の中で、防水シートによる方法を検討する方は多いでしょう。
防水シートを使った工事は複数の種類があり、それぞれに特徴があります。
家の構造によっても最適な方法が異なるため、答えは一つではありません。
今回の記事では、防水シートを使った工事について詳しく解説します。
対策を検討している方はぜひ参考にしてください。
屋根の雨漏りには防水シートが向いている
防水シートを使った工事は「シート防水」と呼びます。
広い面でも一度に施工できるため、屋根や屋上の防水・雨漏り対策に向いている方法です。
施工する場所が広範囲に渡る場合、コストパフォーマンスの面でも優れています。
一方、狭い場所での工事は、難易度が高くなってしまいます。
継ぎ目を合わせながら、シートの形や大きさを調整する必要があるためです。
技術力の高い業者を選んで依頼すれば、失敗の可能性は低くできるでしょう。
雨漏り対策に防水シートはどう使うか解説
防水シートを使った具体的な雨漏り対策について解説していきます。
1.選び方
2.利点
3.注意点
シート防水の採用を検討している方は、場所に合った方法かどうか確認してください。
1.選び方|特徴や耐用年数で選ぶ
シート防水に使用するシートは、大きく2種類に分けられます。
種類 |
特徴 |
塩化ビニール |
|
ゴム |
|
柔らかく地震に強い特性から、以前はゴムがよく使われていました。
しかし、破れやすいため耐久性の面で比較すると塩化ビニールに劣ります。
そのため、現在では塩化ビニールを選ぶケースが増えています。
同じ塩化ビニールでもさまざまな製品があるため、条件や予算に合わせて選んでください。
どのような場所に使うかで最適な製品が異なります。
信頼できるプロに相談しながら決めるとよいでしょう。
2.利点|手早く終わり広い場所に向く
シート防水の利点は以下のとおりです。
・下地に影響されず施工できる
・広い場所に向いている
・短い工期で終わる
別の防水加工が施された場所でも、シート防水なら防水層を剥がす必要はありません。
そのまま上からシートを貼れるため、工期が短くて済みます。
また、大きなシートを敷き詰めるため、広範囲でも短時間で施工が完了します。
できるだけ早く工事を済ませたい方にも、向いている方法といえるでしょう。
3.注意点|調整が難しい
シート防水には次のような注意点があります。
・調整が難しく、複雑な場所には向かない
・工事中の音や振動が気になる
・技術力の高い業者を選ぶ必要がある
既製のシートを使うため、凹凸や障害物が多い場所には不向きです。
シートの調整に失敗すると、隙間から雨水が入ってしまうかもしれません。
確かな技術をもつ業者を選定する必要があるでしょう。
また、工法の関係上、音や振動が大きくなる点も注意が必要です。
下の階や建物周辺に響いてしまうケースも想定されます。
場所や時間帯によっては、苦情につながる可能性があります。
雨漏り対策|防水シートの施工手順を解説
防水シートを使った防水工事には、2種類の工法があります。
工法 |
特徴 |
機械式固定工法(絶縁工法) |
|
密着工法 |
|
工法によって細かな流れや作業内容は異なります。
ここでは、基本的な施工の流れを紹介しましょう。
1.下地処理をする
2.シートを貼る
3.仕上げをする
それぞれの施工内容を詳しく解説します。
手順1.下地処理をする
まず行う作業は、施工箇所の下地処理です。
滑らかな下地にすると、防水シートの下で雨漏りが起こる確率を下げられます。
そのあと、機械式固定工法では絶縁用シートを貼り、固定金具を取り付けます。
密着工法の場合は、シートを固定するための接着剤塗布です。
手順2.シートを貼る
下地が整ったところで、塩化ビニールもしくはゴムのシートを敷きます。
どちらの工法でも、塩化ビニール、ゴムの両方から好きな方を選べます。
施工場所の条件、予算などに合わせて、適切な製品を選びましょう。
手順3.仕上げをする
シート同士に隙間があると、雨漏りする可能性が高まります。
シート下の空気を抜いたあと、隙間はシーリング剤で埋めます。
最後に、シートの表面を守るためのトップコート塗装を施して仕上げです。
施工場所の条件に合わせたトップコートを選びましょう。
雨漏り対策|防水シート施工は業者に依頼しよう
補修費用を抑えたいと、DIYで屋根や屋上の雨漏りを直そうと考える方もいるでしょう。
しかし、高い場所での作業は慣れない方にとって危険です。
大きな怪我や事故につながる恐れがあるため、おすすめできません。
また、不十分な処理では雨漏りが直らない可能性もあります。
費用はかかっても、専門技術をもつ業者への依頼が安心です。
業者の選定は、数社に見積もりを依頼して比較・検討してください。
業者によってはトラブルへとつながる可能性もあります。
専門知識と技術があり、事前に十分な説明してくれる業者を選ぶとよいでしょう。
まとめ
屋根や屋上といった広い場所の雨漏りには、防水シートを使った処理が向いています。
広い場所だとコストパフォーマンスがよく、工事も短時間で終わるといったメリットがあります。
一方でデメリットもあるため、検討する際は注意しましょう。
また、シート防水は調整に技術力が求められます。
ホームページやパンフレットなどで確認し、シート防水の施工実績がある業者を選ぶとよいでしょう。
株式会社ティオは、これまでに3,000件以上の施工実績があります。
見積もりは無料なので、メールや電話で気軽に相談してください。
雨漏りの状態に合わせた対応をご提案します。