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ベランダ防水工事の費用相場は?工事の種類もご紹介

2023年07月24日

ベランダは防水工事を行わないと雨漏りなどが発生します。
防水工事は定期的にメンテナンスが必要ですが、費用が心配な方も多いでしょう。

今回は、ベランダ防水工事の費用相場や費用について解説します。
費用について詳しく知れば、予算を立てやすくなるでしょう。
防水工事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ベランダ防水工事の費用相場は?工事の種類もご紹介

ベランダの防水工事の必要性やメンテナンス期間を解説

ベランダの床はそのまま階下の屋根になっているケースが多いです。
一戸建ての場合は、部屋の天井部分になっている場合もあるでしょう。

ベランダそのものに防水機能はありません。
防水工事を行わないと、雨漏りが発生する確率が上がります。
雨漏りが発生しなくても雨水が建材の中に染みこめば、ベランダの寿命が短くなる可能性もあります。
防水工事の寿命はベランダそのものより寿命が短いので、定期的に再工事が必要です。

ベランダの防水工事の寿命は工法や環境によっても異なりますが、おおよそ10~15年前後です。
マンションの場合は、大規模修繕工事のタイミングで行うケースも多いでしょう。

ベランダ防水工事の種類と費用相場をご紹介

ここでは、ベランダ防水工事の種類と費用相場について解説します。
防水工事には複数の種類があり、費用も異なります。
工法の特徴や種類について知っていれば、工法を選ぶ際の参考になるでしょう。

FRP|1㎡4,000円~

FRP防水とは、ガラス繊維でできたマットを敷いたうえでポリエステル樹脂を塗装する防水工法です。
マットと樹脂の両方で塗装するため、高い防水性と長い耐用年数が特徴です。

また、FPR防水に使われるポリエステル樹脂は硬化が早いので、工期も短くて済みます。
FPR防水は施工できる範囲に限りがありますが、ベランダ程度の広さなら問題ありません。
費用相場は、1㎡あたり4,000円前後です。

平均的な耐用年数は15~20年前後です。
しかし、FPR防水は紫外線に弱いので、日当りが良いベランダの場合寿命は短くなります。

ウレタン|㎡4,500円~

水を通さない性質を持つウレタン樹脂で、防水層を形成する方法です。
液体状のウレタンを流し込んで防水工事をします。

形が複雑なベランダでも工事をしやすいメリットが、ウレタン防水にはあります。
施工には直接樹脂を流し込む密着方法と、通気マットを敷き防水をする通気緩衝方法の2種類が使用されることが多いです。

ベランダは、密着方法と通気緩衝方法の両方の施工ができます。
密着工法のほうがマットを敷く手間がない分工期が短くなるケースが多いです。
湿気を逃せる分通期緩衝方法のほうが、ベランダでは長持ちしやすいでしょう。

費用はいずれも、1㎡あたり4,500円前後かかります。
どちらにするかは施工業者と相談して決めてください。

シート|1㎡2,500円~

防水シートを敷いて防水層を作る方法です。
シートを敷くだけで施工できるため、工期は最短1日あればできます。
シートには、塩化ビニールシートやゴムシートなどの種類があります。

シートは紫外線に強く耐久性にも優れているメリットがある一方、でこぼこした場所には敷けません。
また、台風などで飛来物が飛んでくると破れる恐れもあります。
そのため、台風が上陸しやすい地域には向いていない施工方法です。

費用は1㎡あたり2,500円~で、耐用年数は15年程度かかります。

ベランダ防水工事の選び方

最後に、ベランダ防水工事における工法の選び方を紹介します。
工事方法をどれにするか迷っている方は、参考にしてください。

目的や形で選ぶ

ベランダの使用用途はさまざまです。
洗濯物の干し場として利用したりガーデニングを楽しんだりする場にしたい場合もあれば、水遊びなどに使うケースもあるでしょう。

ベランダの形状は、家によって異なります。
マンションをはじめとする集合住宅は長方形のベランダが多いです。
しかし、一戸建ての場合は、変則的な形をしたベランダも珍しくありません。
形状に応じ、適した施工方法を選びましょう。

ベランダで水を使いたい場合は水漏れのリスクが高まるため、防水性の高い方法を選んでください。

予算で選ぶ

ベランダの防水工事は、1㎡あたりの値段で算出します。
広いベランダほど、当然費用がかかるでしょう。

施工方法によっては紫外線に弱い、飛来物に弱いといったデメリットがあります。
これをしっかりと把握したうえで、予算に合わせて方法を選びましょう。

1㎡あたりの価格が安く施工できるのは、シート方法です。
広いベランダはシート方法、狭めのベランダは別の方法など、施工法の使い分けをするのもよいでしょう。

まとめ

ベランダの防水工事方法は複数の方法があり、それぞれ費用が異なります。
すべての方法に共通するのは、広いベランダほど費用が高くなることです。
広いベランダほど1㎡あたりの費用が安いものを選べば、費用を抑えられます。

方法によって紫外線に弱いなどの特徴があるので、注意が必要です。
日当たりの良いベランダには紫外線に強い方法、でこぼこしたベランダには形状に関係なく施工できる方法を選ぶなどの工夫をするのもよいでしょう。
工務店ともよく相談し、必要ならば複数の業者から相見積もりを依頼して施行を依頼するところを選んでください。

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