お役立ちコラム

column

フローリングの一部だけ張り替える方法 DIY初心者でもできる手順とコツ

2025年05月22日

「フローリングのここだけ、なんとかしたい…」家具を動かしたときのキズ、水濡れによる変色、小さな剥がれ──そんなトラブルに気づいたとき、全部張り替えるのはちょっと大変。
でも実は、一部分だけを張り替える方法もあるんです!

この記事では、フローリングの一部張り替えを自分でやってみたい人向けに、準備から作業の手順、失敗しないコツまでをわかりやすく解説します。
DIY初心者の方でも安心してチャレンジできる内容になっています。

フローリングの一部だけ張り替える方法|DIY初心者でもできる手順とコツ

フローリングの一部張り替えについて

フローリングの一部が傷んだり剥がれたりした場合でも、全体を張り替えずに必要な部分だけを交換できるのが「一部張り替え」の魅力です。

初めてリフォーム作業を行う方でも安心して取り組めるように、道具の準備から作業手順、ちょっとしたコツまで詳しくご紹介します。
ポイントを事前に押さえておけば、失敗しにくく満足のいく仕上がりになります。

必要な道具と材料の準備

フローリングの一部張り替え作業をスムーズに行うためには、事前の道具と材料の準備がとても重要です。
まず、フローリング用ののこぎりやカッター、バール、メジャー、鉛筆、ゴムハンマーなどの基本工具を揃えてください。

また、交換用の新しいフローリング材や、下地の補修材、専用接着剤、釘やビスなども忘れずに用意しましょう。
安全のため手袋とマスクも必須です。
すべてを揃えておくと、途中で作業が中断せず、効率よく進められます。

フローリング一部張り替えの基本手順

フローリングの一部張り替えは、いくつかの重要な工程に分かれています。
事前に手順の流れを把握しておくことで、作業がよりスムーズになります。

以下で、それぞれの手順について詳しく解説しますので、落ち着いて一つずつ進めていきましょう。

張り替え部分の範囲の決め方

まずは、どこのフローリングをどれくらいの範囲で張り替えるかを決めましょう。
傷み・シミ・浮きなどの症状が出ている部分を丁寧にチェックし、必要最小限の範囲を決定します。

無理に広く張り替えるのではなく、可能な限り既存の板と板のジョイント部分を基準に選ぶと、自然で美しい仕上がりになります。
マスキングテープや鉛筆で範囲を明確にマーキングしておくこともポイントです。

既存フローリングの取り外し方法

張り替える範囲が決まったら、既存のフローリング材を慎重に取り外します。
バールやマイナスドライバーなどを使用し、床材のつなぎ目や端部からていねいに持ち上げましょう。

無理に力を加えると周囲の床材まで傷つけることがあるので、少しずつ丁寧に作業することが大切です。
接着剤や釘でしっかり固定されている場合は、慎重に取り除きましょう。
下地を傷めないよう注意してください。

下地状態の確認と応急処置

フローリング材を外すと下地が見えるので、必ず状態を確認します。
湿気や浸水による腐食、虫食い、割れなどがないかチェックしましょう。

もし下地に傷みがある場合は、専用パテで補修したり、必要があれば部分的に合板を張り替えるなどの応急処置を行います。
下地の状態が良いと、張り替え後のフローリングも長持ちします。
作業前に掃除機でゴミやホコリをしっかり除去してください。

新しいフローリングの仮置き

次に、新しいフローリング材を張り替え箇所に仮置きしてみます。
実際に取り付ける前に当ててみることで、寸法が合っているか、隙間や段差がないかをチェックできます。

必ず並べ方や木目の方向を周囲の床材と合わせることが重要です。
問題点があればこの段階で修正できるので、慎重に確認しましょう。
仮置きで問題なければ、次の工程に進みます。

フローリングのカットと微調整

フローリング材は、現場のサイズに合わせてカットする必要があります。
メジャーで正確に寸法を測り、鉛筆でカットラインを引きます。

のこぎりやカッターで慎重にカットし、必要に応じてヤスリで微調整しましょう。
周囲の板とぴったり合うまで何度か調整するのがポイントです。
きれいな仕上がりにするためには、無理に押し込まずわずかな隙間も見逃さずフィットさせます。

接着剤や釘での固定方法

フローリング材をぴったり合わせたら、接着剤や専用の釘・ビスでしっかり固定します。
まずはフローリング専用接着剤を下地に均一に塗布し、材をしっかり押し当てましょう。
必要に応じて釘やビスを使い、ジョイント部などを固定します。

ゴムハンマーで軽く叩きながら密着させ、最後に余分な接着剤をきれいに拭き取ります。
固定後は、接着剤の乾燥時間も守るように意識してください。

張り替え後の仕上げ作業と養生

仕上げに無垢材など、塗装が必要な床材の場合はニスやオイルを塗って保護します。
ワックスやUVコート済みの製品なら、この工程は省略することができます。

張り替えた部分の上に養生シート・ブルーシート・厚手の布などをかぶせます。
粘着力の強すぎるテープは使わず、マスキングテープなどでやさしく固定しましょう。

接着剤が完全に乾くまでは、1〜2日ほど重たいものは置かないようにします。
完全乾燥には製品によって差がありますが、目安は24〜48時間程です。

まとめ

フローリングの一部が傷んだとき、すべてを張り替えずに傷んだ部分だけを交換する「一部張り替え」が便利です。

本記事では、DIY初心者でもできるように、道具の準備から範囲の決め方、既存材の取り外し方、下地の補修、新材の仮置き・カット・接着・仕上げまで、順を追って丁寧に解説しています。

下地の確認や寸法調整などの基本を押さえれば、費用を抑えて美しく仕上げることが可能。
初めてでも失敗しにくい安心ガイドです。

CONTACT

お問い合わせ

078-881-7751

家の漏水のお悩みや
防水対策は、
延べ3,000件以上
実績を持つ

ティオにお任せください。