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火災保険で雨漏りは修理できる?条件や注意点を解説

2023年11月14日

雨漏りが起こった場合、原因によっては火災保険が使用できます。

しかし、業者によっては全ての雨漏りの修理に火災保険が使えるかのような説明をするので、注意が必要です。
さらに、火災保険が下りる条件を満たしていても無条件で修理費用が下りるとは限りません。

本記事では、火災保険で修理できる雨漏りの条件や注意点を紹介するので、ぜひご覧ください。

火災保険で雨漏りは修理できる?条件や注意点を解説

火災保険で雨漏りの修理費はなんとかできる?

はじめに、火災保険でカバーできる可能性が高い雨漏りの原因とカバーが難しい原因を紹介します。
火災保険に加入していれば、全ての雨漏りの修理が保険でカバーできるとは限りません。
カバーできるものとカバーが難しいもの、それぞれの内容を知っておきましょう。

天災|加入プランが適用しているならOK

火災保険は文字どおり火災で家財が失われたり、近所に被害が出たりした場合に、補償を受けられる保険です。
商品によっては、火災だけでなく天災もカバーしています。

天災とは、台風をはじめとする大火事や大雪、雹などのことです。
台風で瓦が剥がれて雨漏りした、大雪で屋根が破損して雨漏りが発生した時などが該当します。
多くのパックに付帯しているため、火災保険でカバーできる可能性は高いでしょう。

商品によっては落雷や爆発などもカバーしています。
近年は大型台風がいくつも上陸したり、激しい雹が降ったりする事例が増えたためです。

いつ、どこに台風が上陸したり雹がふったりすると予想が難しいものです。
火災保険でカバーできれば、何かと心強いでしょう。

水害や飛来物|火災保険の一般プランでは保証されにくい

水害で屋根が破損した場合などは、火災保険ではなく住宅総合保険で対応するケースが多いようです。
住宅総合保険は火災保険より補償されるカバーが広く、火災や天災のほか、水害・窃盗・水漏れなどにも対応できます。

飛来物も、原因によっては補償の対象外になります。
例えば、台風で飛来物が飛んできて屋根が破損した場合が挙げられます。
根本的な原因は台風なので、火災保険の補償対象です。

しかし、以下のような飛来物での破損は、火災保険ではカバーができません。

・自動車が跳ね飛ばした小石
・飛行機から落ちた氷塊
・キャッチミスで飛んできたボール

より雨漏りに対する補償を手厚くしたい場合は、住宅総合保険に加入しましょう。

火災保険が雨漏りに適用されない条件3つ

 

ここでは、火災保険で修理費用をカバーできない雨漏りの原因を3つ紹介します。
近年は、いろいろな業者が「雨漏りは火災保険で修理ができる」と宣伝しています。
しかし、以下で紹介する3つの原因は対象外ですので、注意が必要です。

経年劣化は原則補償されない

経年劣化によって屋根材が破損し、雨漏りが発生した場合には火災保険の補償が受けられません。

屋根は壁同様に定期的なメンテナンスが必要ですが、つい後回しになってしまいがちです。
状態の確認が難しいので、破損や劣化に気づかないケースも多いでしょう。

台風の後に雨漏りが発生した場合を、例に解説しましょう。
保険会社が調査した結果、経年劣化が原因と判断されれば補償は受けられません。

雨漏りが発生するほど屋根の劣化が進んでいた場合、屋根修理も大がかりなものになりがちです。
定期的に屋根のメンテナンスをして、雨漏りを防ぎましょう。

地震で屋根が壊れたときは対象外

地震で屋根が破損した結果雨漏りが発生した場合、火災保険や住宅総合保険ではカバーできません。
地震で屋根が破損した場合は、地震保険でカバーするものだからです。
地震が心配な地域にお住まいなら、地震保険に加入もしましょう。

近年は定期的に震度6を超える地震が発生しているため、地震保険もメジャーなものになりました。
投資目的でアパートやマンションを1棟所有している場合は、いざというときに備えて加入すべきです。

過失による雨漏りは補償なし

過失で屋根が破損して雨漏りが発生した場合、火災保険の補償対象外です。

映画やドラマでは家の住人が屋根に登って修理するシーンがたびたび登場します。
そのような内容を信じ、迂闊に完璧な修理をしようとすると危険です。

しかし、屋根材は意外ともろく、特に瓦屋根は踏み方を間違えると簡単に破損する場合もあるので、注意が必要です。
屋根の点検は可能な限りプロに任せましょう。
豪雪地帯は、雪かきの際も屋根を踏み抜かないようにしてください。

火災保険で雨漏り修理する前にDIYで応急処置はOK?

台風などで屋根が破損した場合、一気に大量の雨漏りが起こるケースもあります。
雨漏りが発生すると家の中も水浸しになり、建材も傷みます。

簡易的な応急処置を行うだけならば、問題はありません。
安全を確保して屋根に登れるなら、ブルーシートをかけて応急処置をしましょう。

ブルーシートはホームセンターやインターネット通販で手に入ります。
そのうえで、台風が去ったら業者と保険会社に連絡してください。

まとめ

火災保険は火災だけでなく天災で屋根が破損した場合も補償対象になるケースがあります。
台風や落雷、雹などで屋根が破損して雨漏りが発生しそうな場合は、保険会社と修理業者の両方に連絡してください。

屋根修理には一定の費用がかかりますが、火災保険でカバーできるならば迅速に修理ができます。
なお、どんな原因の雨漏りでも、火災保険でカバーできると説明する業者には気をつけましょう。

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